やりてー/ずっとやりたかったことを、やりなさい/ジュリア・キャメロン/おすすめ星3

おすすめ本

「自分には本当はやりたいことがあるのに、なぜか行動に移せない」――そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが、ジュリア・キャメロンさんの名著『ずっとやりたかったことを、やりなさい』です。原題は『The Artist’s Way』ですが、日本でも長く愛読されており、多くのクリエイターや自己啓発好きの方々のバイブルとして知られています。本書では、創造性を回復するための“12週間プログラム”が提案され、誰もが自分の中にある“アーティスト”を呼び起こすことができると説かれています。では、その具体的な内容とはどんなものなのでしょうか。
「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!/続ける思考/井上 新八/おすすめ星3

ジュリア・キャメロンさんとは?

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ジュリア・キャメロンさんは、アメリカ出身の作家、詩人、ジャーナリストとして活躍してきた方です。映画や演劇の分野でも脚本・監督を手がけるなど、多彩な才能を発揮しており、同時に「人間は誰しも創造性をもって生まれてくる」という信念を持ち続けています。『ずっとやりたかったことを、やりなさい』は、そんなキャメロンさんが自身の経験やワークショップの実績をベースに、“創造性を取り戻す具体的な方法”を体系化した作品。その内容は、単なる自己啓発を超えて、実践的な演習がぎっしり詰まっています。

12週間プログラムとは?

本書の目玉ともいえるのが、12週にわたるプログラム形式です。週ごとに異なるテーマが設定されており、読者はそれに沿って課題をこなしていくことで、自分自身の内面にあるさまざまなブロックに気づき、それを解放していく仕組みになっています。特に有名なのが「朝のページ」と「アーティスト・デート」という2つのワークです。

朝のページ

朝のページとは、毎朝起きてすぐにノート3ページ分を書き殴る作業のこと。文章の体裁や内容はまったく問われません。頭の中の雑念や悩みごとまで、その時に思いついたことをとにかく書き出すのです。この行為は思考の整理やストレス発散にもつながり、書き続けるうちにクリエイティビティを邪魔していたネガティブな思い込みが浮き彫りになっていきます。

アーティスト・デート

もう一つがアーティスト・デート。週に一度、自分だけのために「遊びの時間」を確保し、好奇心を刺激する経験を積極的に取り入れましょうという提案です。美術館に行ったり、普段は入らない雑貨店を巡ったり、新しい風景に触れたりと、誰にも邪魔されずに“インプット”を楽しむのがポイント。これが意外にもインスピレーションの源泉となり、自分の内側でくすぶっていたアイデアを引き出してくれます。

スピリチュアルと実践主義の融合

本書は「スピリチュアルなアプローチ」を強調している部分もあり、そこに抵抗を感じる人がいるかもしれません。しかし、ジュリア・キャメロンさんの言う“スピリチュアル”は、宗教的というより、「自分の本心と対話するための方法論」に近い印象です。そして、その根底には「実践しなければ始まらない」という強いメッセージがあります。朝のページやアーティスト・デートのようなワークは具体的で、誰にでもすぐ取り組めるようになっているのが大きな魅力といえます。

こんな人におすすめ

もし、あなたが「やりたいことはあるけど、どうしても自信が持てない」「自分の創造性が枯渇しているのでは?」と感じているなら、本書を開いてみてはいかがでしょうか。何となくマンネリ化した毎日を打破したい方や、新しい趣味を探している方にもピッタリです。プログラムをきちんとこなせば、少しずつ、自分の中の“やる気スイッチ”が自然とオンになるのを感じられるでしょう。

おわりに

『ずっとやりたかったことを、やりなさい』は、読んで終わりではなく、実際に手を動かし、自分の心と向き合うためのガイドブックです。何らかの理由で停滞していると感じたとき、キャメロンさんの提案する12週間プログラムを試してみると、意外なほどに新しい世界が広がるかもしれません。一歩踏み出すだけで、創造性やワクワクが再び息を吹き返す感覚を、ぜひ味わってみてください。あなたの「ずっとやりたかったこと」を実現する第一歩となるでしょう。

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