嫌なことは嫌だね/嫌なこと全部やめたらすごかった/小田桐 あさぎ/おすすめ星4

おすすめ本

「こんなに頑張っているのに、なぜか毎日が楽しくない…」「いつもやらなければならないことばかりに追われている気がする…」――そんなモヤモヤを抱えている方は多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが小田桐あさぎさんの『嫌なこと全部やめたらすごかった』という一冊。タイトルを見るだけで「本当にそんなことできるの?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、著者自身が体験した“嫌なことを手放す”プロセスが具体的に語られていて、日々の生活をガラッと変えてくれそうなワクワク感があります。今回は、この本の魅力をわかりやすくご紹介していきます。
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小田桐あさぎさんとは?

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小田桐あさぎさんは、女性の自己実現やライフスタイルについて数多く情報発信している著者・コラムニストです。一時期は専業主婦として過ごしていたそうですが、自分の強みや得意なことを活かし、「本当にやりたいことだけをやる」生き方を実践。今ではオンラインコミュニティやセミナーなどを通じて、多くの女性に向けて“嫌なことを手放すコツ”や“幸せな働き方”などの実用的なアドバイスを提供しています。

嫌なことをやめると何が変わる?

本書の核心は、「人間関係・家事・仕事などにおける“嫌なこと”を無理して続ける必要はない」という発想です。もちろん「全部放り出せば周囲に迷惑がかかるんじゃ…」という不安はよくわかります。ところが、著者は「思い切ってやめてみると、意外なほど周囲は気にしていなかったり、むしろ応援してくれたりする」と語ります。つまり、本当は自分自身が「やめられない」と思い込んでいるだけで、やめてしまっても大丈夫なことが多いのかもしれません。

具体的エピソードが満載

本書で魅力的なのは、著者のリアルなエピソードがふんだんに盛り込まれていることです。「家事は自分がやらなきゃいけない」と思い込んでいたけれど、極限まで外注や時短に振り切ったら、夫婦仲がむしろ良くなったとか、ママ友付き合いに苦痛を感じていたけど、思い切って距離を置いてみたら本当に気の合う仲間に出会えた…など、「なるほど、そんなやり方もあるのか」と目からウロコの事例がいっぱい。読んでいるうちに「自分も一つぐらい、やめていいかな」とポジティブな気持ちになれます。

やめるための心理的ハードルを超える

もちろん、いきなり「嫌なことを全部やめる」と言われても、罪悪感や周囲との軋轢など、さまざまな不安が頭をよぎりますよね。本書では、その不安をどう乗り越えるか、考え方や行動のコツが具体的に示されています。「自分がやめたら誰が困るのか」を冷静に洗い出す、「小さく手放す」ステップから始めるなど、無理のない方法でトライできる点が好評の理由でしょう。

実践しやすいワーク

「読んで満足」では終わらせないために、本書にはワークシートやQ&A的な構成が盛り込まれているのもポイントです。たとえば、「嫌だと感じること」をまずはリストアップし、その中から優先的に手放せるものを選ぶ。日常における小さな“嫌”から一つずつクリアしていくうちに、「あれ、意外と大丈夫かも」「もっと早くやればよかった!」といった感想に至るケースが多いようです。これが、本書が実用書として優れていると言われるゆえんでしょう。

おわりに

『嫌なこと全部やめたらすごかった』は、タイトル通り「まさか全部やめるなんて!」と初めは驚かされますが、読んでみると“嫌なことを手放す”という行為がいかに自分を楽にし、人生を前向きに変えてくれるかが実感できる一冊です。もちろん、すべてが一瞬で片付くわけではありません。しかし、小田桐あさぎさんの例や周りの事例を読むと、「今まで自分が思い込んでいた常識をちょっと崩してみるだけでも、こんなに可能性が広がるんだ」と素直に感心させられます。
もし、毎日が重たいなと感じていたり、自分のやりたいことがなかなかできずに我慢ばかりしているなら、「嫌なことをやめる」アクションを試してみてはいかがでしょうか。意外にも、周囲は文句を言うどころか、あなたの新しい一歩を応援してくれるかもしれません。そして、空いた時間や心の余裕を使って、本当にやりたいことを思いっきり楽しむ――きっと今よりずっと生き生きした自分と出会えるはずです。

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