冷えは万病のもと!/体を温めると病気は必ず治る/石原結實/おすすめ星4

おすすめ本

石原結實著『「体を温める」と病気は必ず治る』は、多くの人が抱える現代病の原因が「体の冷え」にあるとし、その冷えを改善することで病気を予防し、治療する方法について述べた書籍です。この本の基本的なメッセージは、「病気の大半は体が冷えていることで起こる」ということ。体を温めることが健康の鍵であると強調しており、その理論と実践法は、誰でも簡単に取り入れることができるため、広く支持されています。
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体温と健康の関係

石原先生が強調するのは、体温と健康の密接な関係です。例えば、なぜ心臓や脾臓にガンができないかについて、興味深い説明があります。心臓は体の中で四六時中動き続けるため、発熱量が非常に高い臓器です。石原先生によると、心臓は体全体の重量のわずか0.5%しか占めないにもかかわらず、体全体の熱の12%も作り出しているとのこと。この高い温度が、心臓がガンにならない理由の一つだと言います。

一方、脾臓は体内で赤血球の貯蔵や白血球の生産を行う臓器ですが、この臓器も温度が高く、ガンができにくい部位です。つまり、体の温度が高い部分には病気が発生しにくいということです。これは、逆に言えば、体の冷えている部分には病気ができやすいことを示唆しています。

例えば、乳がんに関しても、体温との関係が指摘されています。乳房は体から突き出ているため、体温が低くなりがちで、そのためガンが発生しやすいとのことです。特に、大きな乳房ほど冷えやすく、その結果ガンのリスクが高くなるというのです。ここで重要なのは、体重を測るよりも体温を測ることの方が健康維持には重要だという考え方。体重ばかり気にする現代の風潮に警鐘を鳴らし、体温を上げることが本当の健康への道だと強調しています。

「冷え」が引き起こす病気のメカニズム

石原先生によると、体が冷えることで血流が悪化し、それによって様々な病気が引き起こされます。例えば、冷えによって血液の循環が悪くなると、体内に老廃物が溜まりやすくなり、それが原因で病気が進行します。冷えは免疫力を低下させ、ガンや糖尿病、心臓病などの慢性疾患を引き起こすリスクを高めます。

石原先生が提唱する健康法は非常にシンプルです。それは、体を温めること。具体的には、食事や運動、入浴といった日常の生活習慣の中で、体を温める工夫を取り入れることがポイントです。たとえば、冷たい飲み物を避け、温かい食べ物や飲み物を摂取することや、適度な運動を行って血行を良くすることが挙げられます。

食事で体を温める

石原先生は、食事こそが健康を支える基盤であり、特に「冷え」を改善するための食生活が重要だと述べています。例えば、生野菜や冷たい飲み物は体を冷やしてしまうため、できるだけ温かいスープや煮物を摂取することが推奨されています。朝食には、温かい紅茶や味噌汁を摂ることで、体の中から温めることができます。

また、体を温める食材としては、しょうがやにんにく、ねぎなどの香味野菜が良いとされています。これらの食材は、体を内側から温め、血行を促進する効果があるため、日常の料理に取り入れることで、自然と体温を高めることができるのです。

入浴で体を温める

入浴も、体を温めるための非常に有効な手段です。石原先生は、湯船に浸かることの重要性を強調しています。シャワーだけでは体が温まりにくいため、ゆっくりと湯船に浸かって体を芯から温めることが推奨されています。特に、冷え性の人や、肩こりや腰痛に悩んでいる人にとって、毎日湯船に浸かることは非常に効果的です。

また、体を温めるためには、湯船での入浴だけでなく、適度な運動も重要です。ウォーキングやストレッチなど、日常的に体を動かすことで、血流を良くし、冷えを改善することができます。

ダントツ君も実践している温活

私ダントツ君も、石原先生の「体を温める健康法」に深く共感し、これを日常生活に取り入れています。特に、還暦を迎える年齢が近づく中で、体の変化を感じ始めることが多くなりました。以前は、病院に頼ったり、薬に頼ることが多かったのですが、石原先生の教えをきっかけに、薬の怖さを理解し、今ではできるだけ自然な方法で健康を維持するよう努めています。

例えば、毎朝しょうが紅茶を飲んで体を温め、夜は必ずお風呂に浸かるようにしています。これだけでも、以前に比べて体が冷えることが少なくなり、風邪をひくことも減りました。また、冷たい飲み物や食べ物を控え、温かい料理を中心に食生活を見直すことで、体調が安定し、元気に過ごせるようになりました。

まとめ

石原結實先生の「体を温める」と病気は必ず治るという考え方は、私たちが健康を維持するためのシンプルかつ効果的な方法です。体温を上げることは、免疫力を高め、病気を予防するだけでなく、体の冷えによる様々な不調を改善する手助けになります。**「体重を測るより、体温を測れ」**という言葉の通り、毎日の生活の中で体を温める工夫を取り入れることで、病気に負けない健康な体を手に入れましょう。

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