宝くじに夢を託すな!/金運がつく本/福富太郎/おすすめ星4

おすすめ本

福富太郎さんの著書『金運がつく本』は、タイトル通り「金運」を引き寄せるための具体的なアドバイスが満載の一冊です。昭和のキャバレー王として、銀座で成功を収めた彼が、どうやって金運をつかみ、それを継続させてきたのか、そのノウハウが詰まっています。ここで紹介されているのは、単なる「お金持ちになる方法」ではなく、長期的に金運を育て、成功を持続させるための生き方そのものです。

昭和の偉大なキャバレー王!/損して得とれ/福富太郎/おすすめ星4

宝くじに夢を託すな、金持ちに近づけ

まず、福富さんは「宝くじなどに夢をたくすな」と断言しています。宝くじは一攫千金を夢見る人にとって魅力的ですが、実際には当選確率が極めて低く、福富さんの目には「夢を託すもの」ではないのです。宝くじを買うお金があるなら、そのお金をもっと有効に活用し、自分自身に投資するほうがはるかに価値があると説いています。

ダントツ君も数学の確率で考えたときに、宝くじは「史上最悪のギャンブル」だということを理解していました。だからこそ、福富さんの「宝くじを買うな」というアドバイスには大きく共感しました。やはりお金持ちというのは、運任せでなく、計画的に資産を増やす努力をしているのだと感心したものです。

そして、彼は「金持ちに近づけ」とも言っています。お金持ちや成功者と交流することで、彼らの考え方や行動パターンを学ぶことができるからです。富を築いた人々がどのように考え、どのように行動するのかを知ることが、自分の金運を向上させる大きなカギだというのです。人脈や環境が、自分の運や成功を左右するというこのアプローチは、シンプルでありながら非常に有効です。

お金持ちと言えばユダヤ人。ユダヤ人大富豪の教えといった本も読みたいところですね。

給料の三割は貯金に回せ

福富さんは「給料の三割は、貯金に回せ」という金銭管理の鉄則も説いています。現代においても貯金は重要であり、福富さんの時代にもお金を貯めることが長期的な金運をつかむための基本であると認識されていました。彼は、ただ収入を得るだけではなく、資産を積み上げていくことこそが真の富だとしています。確かに、お金が貯まれば、チャンスが訪れたときにそのチャンスを逃さず掴むことができるでしょう。

老人を敬遠するな、人間でも掘り出しものを探せ

さらに、福富さんは「老人を敬遠するな」と言っています。彼によれば、年配の人たちは多くの経験を積み重ねており、その経験や知恵こそが若い世代にとって貴重な財産だというのです。成功を収めた人々は、老人たちから得られるアドバイスや教訓を活かし、自分のビジネスや人生に反映させているのです。若い世代はどうしても新しいものに目を向けがちですが、古い知恵にも金運を引き寄せるヒントがあるのだと福富さんは説いています。

また「人間でも掘り出しものを探せ」というのは、人間関係やビジネスパートナーの選び方に関するアドバイスです。彼は、見た目や第一印象に惑わされず、表面的なものに左右されることなく、深くつながりを持てる人間を探しなさいと言います。表面的に輝いている人だけが価値があるのではなく、深い人間性や信頼できる関係こそが長期的に見れば得をもたらすのだというのです。

金持ち父さんのロバートキヨサキ風にいうと人的レバレッジをかけろといったところでしょうか。

損得勘定を超えた金運の法則

福富太郎さんのアプローチは、単なる「金儲けのテクニック」だけにとどまりません。彼は商売を成功させる上で、いかに「相手に得をさせるか」が重要だと語っています。これは、金運を呼び込むための非常に重要なポイントです。お金は、自己中心的な考え方ではなく、相手にとっても利益となるような行動をすることで、自分にも返ってくるということです。ビジネスパートナーやお客さんに「この人とつきあっていれば必ず得をする」と思わせることが、金運を引き寄せる最大のカギなのです。

また、福富さんは「欠点を逆手に取って利用しろ」とも語っています。彼は、自分の短所や弱みを恥じるのではなく、それをどう生かすかが大事だと考えていました。「話し下手」だからこそ「信頼される伝え方ができる」「容姿が良くないからこそ、人間性を磨ける」など、欠点を長所に転じる力を持つことで、最終的には得をするというのです。

ダントツ君の視点

ダントツ君も若い頃、福富太郎さんの『金運がつく本』を読んで、多くのことを学びました。特に「宝くじに夢を託すな」という教えには感銘を受けました。私は宝くじの数学での期待値が、競馬や競輪等の他の公営ギャンブルの中で最も低いということを知っていました。それ故に宝くじには手を出していませんでしたが、福富さんの言葉でその考えがさらに確信に変わりました。やはり、お金持ちというのは、運任せにせず、自らの努力と知恵で富を築くものだと再認識したものです。

福富さんの教えは、現代の私たちにも通用する普遍的な真理です。「老人を敬遠するな」という言葉も、今の世代が忘れがちな重要な教えであり、経験から学ぶことがいかに大切かを思い出させてくれます。

まとめ

福富太郎さんの『金運がつく本』は、単なる金儲けの方法を超え、長期的な成功と金運を引き寄せるための人生哲学を教えてくれる一冊です。「損得勘定」を超えた価値観や、他者に利益をもたらすことの重要性を理解することが、金運を呼び寄せる最大の秘訣であり、私たちが日常生活やビジネスに活かせる教訓が満載です。

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